2006/05/08

楽しい会

楽しい会
 西風の会は、結成して丸13年になる会です。端的に言えば精神障害者の精神障害者による精神障害者の会です。あくまでも精神障害者の独立組織です。ですからどこの組織にも所属せず、行政や、家族会、全青連、反全青連などからも一定の距離をおいた会です。


会のモットーは「とにかく楽しければよい」というものです。ですから規約や会費は一切ありません。あるとすれば「とにかく薬は飲もうよ」という暗黙の了解です。


これは第一に、自らを精神障害者と認めているということです。第2には、医療機関と良好な関経にあるということです。第三に、薬を止めることにより再入院を防ぐということです。


しかし、これは会員の暗黙の了解事項で、会員は何の拘束も受けません。しかしこれらを守っている人のみが、結局は西風の会に残っているようです。 


会の運営は、会員の献金によってまかなわれています。月一回の料理教室(300円)で出た黒字なども運営費に充てております。


例会は原則として毎月の第一土曜日と第三土曜日に行います。 一回は料理教室、一回はレクレーションです。 会員は好きなときに来たらよいというのが原則です。


3ヶ月に一回、代表から例会の案内が届きます。会員はそれを見て出たいときに出ればよいのです。事前には出席を取りません。そして、会の運営は、会員の献金によってまかなわれています。あくまでも会員の自由意志を尊重します。


例会の時間も2時間を限度としています。月2回、2時間の例会が、ちょうど西風の会員には良いペースだと思っています。例会の中では、他人に迷惑を掛けない限り総て自由です。何をしても良いのです。


たとえば、料理教室でもタバコを吹かしながら料理ができあがるのを見計らって、料理を食べに来る者もいます。ただひたすら料理を作る者もいます。何をして良いか分からず、うろうろしている者もいます。それでも、仲良く一緒に料理を食べるのが、みんな楽しいのです。


レクレイションは、花見や美術館など、県下の見所を季節に合わせて回っています。これは入場料のみ実費負担です。


私達は、普段はアパートの暗い部屋の中や、家庭にいてもいる場所が有りません。そのような者同士が、月二回二時間の期間を仲間と過ごすのが楽しみなのです。


しかし例会に出席しなければならないというプレシャーからは、身をまもる守る事が出来るように配慮しています。また過重な負担にならないように二時間を基準にしています。 


例会も、何をしても自由という原則で運営しています。あるいは誰が出ても自由な会です。若干のボランテアの人もいますが、会の運営主体は、会員にあります。