西風の会スタイル
西風の会スタイル
私のところには、全国から色々な会報が届きます。「ごかい」のように「キーさんパワー」に溢れたものから、「心の泉会」の様な田村真由美さんのファンクラブの様なものまで、千差万別です。本当に精神障害者の会か分からないものも多くあります。
特に「精神障害者手帳」や「精神保健福祉法」については正反対の見解があります。高知では感じないのですが、都会の「精神障害者の会」では激しい対立があるようです。
また行政指導型と自主独立派との間にも深い溝があるようです。 その様な姿を見ていると、これはお互いにしんどいだろうと思います。おそらくストレスに耐えかねて再入院をした人も少なくないだろうと思います。
だから、私達は、「全精連」や「反全精連」や、もちろん行政からも一定の距離を持たなければならないと思います。 今こそ「西風の会」の発起時からの約束事である政治と宗教の話はしないことを再確認しなくてはなりません。
「西風の会」はあくまでも運動団体ではないのです。親睦団体といえばよいのかもしれません。とにかく楽しければよいのです。
日常生活に疲れた障害者の、オアシスのような存在であるべきなのです。日頃閉じこめられがちな「障害者」にとって、明るい太陽の下でしばしの安らぎの時間をもてるのがよいのです。
何も難しいことを考え、行動する必要はないのです。心身をリラックスする時が、もてればよいのです。私はこのことがとても大切なことだと思います。 「病者」はどこに行っても居場所がない、仲間がいない、一人での生活で孤独にさいなまれる。このような訴えがよく私のところに来ます。
それにたいしての私の答えは、「西風の会」に来ませんかというものです。ですが「西風の会」にすら出られない人が多くいます。 その様なことを考え合わすと「ただ楽しければよい」という「西風の会」のモットーを、会員全員が「病者仲間に伝えていかなければならないと思います。
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