2006/06/10

運営員会は権力の行使に抑制的になれ

 先ず、プラットこうち(高知県の掲示板)運営員会規則4条1項で高知県県政情報課チーフ(県民参画推進担当)は、その職をもって委員とすると定められています。運営費用を高知県が負担し、事務局を事実上機能させているのは高知県職員であると思われます。従って高知県が関与しないというのは詭弁だと思えます。 事務局でさえ内容に問題がないと認めた書き込みを削除する前に、当事者間で話し合いがもたれた形跡が見られません。削除という強制的手段は、総ての手段を尽くした後に、やむなく執られる手段であるべきです。少なくとも不適切?なリンクのみを削除するように事務局は当事者に働きかけるべきでした。 事務局は権力の行使に抑制的であるべきです。内容証明は話し合いが決裂した後に送付するのが民主主義のルールです。内容証明が閲覧者に与える恐怖感を考慮せず、事務局が内容証明を乱発するのは事実上の書き込み制限にあたります。サラ金が訴訟を乱発し、債務者を恫喝した手段と同じレベルです。 高知県は職員を職務として運営委員会委員として派遣し、職員を事務局の事務にあたらせている以上、運営委員会が利用者に対し権力を行使するのを抑制的にするように努める義務があります。弱者の権利を守るのが民主主義国家の原則だからです。