触法精神障害者の社会復帰に思う
触法精神障害者の社会復帰に思う (02/07/05)
私は20年前に躁鬱病とアルコール依存症で金沢でも有数の大きな病院に入院していました。断酒会の存在を知った私の強い希望で、断酒会発祥の地である下司病院に転院しました。それでも院内飲酒をし、瞳孔が開き血圧がゼロになりました。臨死状態から息を吹き返した私は、生ける主イエス・キリストに出会いました。
私は闘病生活の中で下司病院内の断酒会に出席しました。それだけではなく毎週金沢の病院に手紙を送り、金沢の病院の内のミーティングに参加し続けました。金沢の病院の院長は私が単にアルコール依存症だけではなく躁鬱病であるから治らないと診断しました。その院長が母親に誤診であったと謝ったそうです。
私は20年近く完全に断酒をし続け、現在牧師として社会復帰をしています。躁鬱病も昨年体に合う新薬が発売され、健康な人に近い社会生活を送っています。
この様に精神病の世界は未だに分からないことが多いのです。触法精神障害者の社会復帰の条件として再犯の恐れがない場合とあるようです。この判断を誰がすることができるのか私には疑問に思えます。
瀬戸キリスト教会牧師 堀 俊明 53歳
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